何代も前にさかのぼって行けば行くほど、自分の親と誰かの親が重なって行くことになります。いいえ、それどころか、自分とは何の関係もない赤の他人だと思っているほとんどの人と、実は親が共通ということになります。全くの赤の他人で何の関係もないと思っていた周りの人々と、たった1000年さかのぼる間に、共通の親を持っていたのです。

 と言うことは、自分とは何の関係もないと思っていた他人の命と自分の命は共通しているのです。あらゆる人が、どこかで命を分け合っているのです。自分の命と他人の命、そこにはもう境目がないことがわかって来ます。

 すなわち、誰かがこの世に生き続ける限り、命に終わりはないのです。自分が死んでも、自分の命が終わるわけではないのです。

 なぜなら、

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