『情動』とは、喜び・怒り・恐れ・悲しみ・愛・憎しみなどのような、一時的で激しい感情のことで、主観的に自覚される感情(情動体験)と感情の変化に伴う自律神経反応やその行動による表現(情動表出)という二つの側面があります。つまり、身体的に何らかの反応が出るくらい強い感情体験であるということです。心理学、特に神経心理学では、『感情』と『情動』という用語を特に区別せずに用いられており、「感情・情動」と併記されていることもありますが、どちらかと言うと、感情といえば『情動』のことであるかのように扱われています。

 感情と言えば『喜怒哀楽』という言葉を思い出しますが、この『喜怒哀楽』は情動の範疇に入りますから、私たちが通常『感情』として理解しているのは『情動』であることがわかります。よって、この旅においても『感情』と『情動』をほぼ同義として扱うことにします。

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