このことに関しては、次のような状況を例として考えてみたいと思います。
あなたが誰かと待ち合わせをしている時、少し離れた路上で二人の子供が遊んでいたとします。そこへ恐い顔をした中年の男性がやって来て、子供たちのところへ行き、向こうの方を指さしました。そうしたら子供たちは、男性が指さした方向へ一目散に走って行きました。
このような場面に遭遇したとき、あなたは、男性と子供たちの間に力関係を感じませんか。
男性は恐い顔をしています。きっと怒っているのです。子供たちに向かって、「こんなところで遊んじゃダメだ。向こうへ行きなさい。」と向こうの方を指さしたのです。子供たちは怖くなって、一目散に走って行ったのです。
こんな感じでしょうか。この例では、男性と子供たちの間に力関係があり、力の強弱に従って子供たちが走って行ったと考えられます。