2007/5/17 uploaded
ただ、先のロボットの譬えと、『魂』と「からだ(BODY)」との関係とでは、決定的に違っていることがあります。それは、実際にロボットを動かしているのは、離れた場所でコントローラーを操作している人間です。ですから、ロボットの動作は操縦している人間の意思に左右されます。これは、ロボットには心がないということを表しています。この場合の“心”とは、心の全体性のことではなく、“顕在意識”すなわち“自我”です。“私は私”と自分を認識する心です。『魂』は心の全体性を司っていますが、魂に自我が存在するわけではありません。自我はあくまでもこの現象界における仮のものであり、「からだ(BODY)」を構成している「霊(広義)」の機能を基に形成されていると考えています。ですから、ちょっと脇道にそれますが、このようなロボットと操縦している人間との関係は、ちょうど、体と心の関係に相当し、「肉体」と「霊(広義)」との関係に相当すると考えています。私は、「からだ(BODY)」を構成している「肉体」と「霊(広義)」も、やはり何らかの波動によって一体化していると考えているのです。