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2001/07/26

二周年

 皆さんこんにちは。『Dr.0910』です。

 約半年ぶりのアップデートになります。大変ご無沙汰してしまい、どうも申し訳ございませんでした。実は、この約半年間、自宅のパソコンのアップグレードに取り組んでいた為、このサイトのアップデートをする余裕がありませんでした。

 私がメインで使っている自宅のパソコンは、今からちょうど3年前に購入したもので、起動に時間がかかり、処理速度が遅く、インターネットのWebページの表示も遅く、様々な作業に時間がかかっていました。それでもこんなものかと思いながら、使っていたのですが、仕事が少し忙しくなり、このサイト関連に使える時間が少なくなったところで、自宅のパソコンの「遅さ」が気にかかるようになり、何とかならないものかと思っていました。

 私は、幼い頃から、自分の持ち物には大変に愛着が湧き、古くなったからといって買い換えたり、捨てたりすることはなかなかできない性分です。ですから、まだ動くパソコンを捨てることなど考えられませんし、また、高い買い物ですから、ほいほい買い換えることもできません。まして、非力ながらも自分なりに地球環境問題に取り組んでいる私としては、そのようなことはできません。以前「ネットワーク地球村」URLhttp://www.chikyumura.org/代表の高木善之さんが、講演の中で、大量の廃棄パソコンについて話されていました。パソコンは焼却できないので、全て埋め立てるしかないのです。ごみにしてしまうとリサイクル率0(ゼロ)なのです。全国的にごみ処分場の余裕が無くなってきて問題になっているのに、自分がそのことに加担することはできません。では、何か良い方法があるだろうか?と思ったところ、高木善之さんが先の講演の中で「古くなったからといって、パソコン全部を交換する必要はなく、中の基盤を交換すればまた使えるようになるのに、メーカーはそのようには製品を作らない‥‥」という内容のことを話されていたことを思い出し、子供の頃から機械いじりの好きだった私は、「これはもしかすると何とかなるかもしれない。」と思い、パソコンのケースの中の事を勉強する決心をしました。

 パソコンは車と同じで、中身のことを知らなくても比較的容易に使うことができます。しかし、いざ中身のことを知ろうとすると大変です。何冊もの本を読み、インターネット上で情報を探し回った結果、CPU、マザーボ−ド、ハードディスク、メモリ、ビデオカード等、パソコンは、幾つもの部品で成り立っており、そのうちの幾つかは、新しい性能の良いものと交換可能であることがわかりました。そこで、一段一段階段を上がっていくように、一つずつ部品を交換して行きました。決して、スムーズにいったわけではなく、何度も試行錯誤を繰り返した結果、ようやく自宅のパソコンの性能を何とか現在市販されているパソコンのレベルまで引き上げることができました。取り外した部品は、中古品として、全て再利用に回しました。これで、自宅のパソコンもとても使い易くなり、寿命もあと2年は延びたと思います。自分としても、何だかすっきりしました。

 ただし、これはパソコンの改造になるので、通常、メーカー製のパソコンでこのようなことをすれば、その時点でサポートが受けられなくなります。(しかし、車とは違うので違法行為ではありません。今では自作パソコンが流行っていますね。)ですから、全ては自己責任で行いました。パソコンの部品は、通常5年は持つそうですから、性能向上の速度が速く、たった2年で「古いパソコン」になるような現状では、古くなったからと言って全てを交換するのでは、大いなる無駄としか言いようがありません。企業もリサイクルに取り組んでいるようですが、全部交換した上でのリサイクルではなく、必要最小限の交換によるリサイクルはできないのでしょうか?改造ではなく、メーカーのサポートの範囲内として行えるようなシステムを構築することはできないのでしょうか?

 企業の論理が、私たちの根本にある人間としての「良識」とイコールになる日が来れば良いと思います。

 このサイトも今日で、開設からちょうど2年を迎えることができました。また、この約半年の間にも、皆さんがこのサイトを訪れてくださったおかげで、通算1000人を達成することができました。誠にありがとうございました。

 今後も、細々とではありますが、このサイト『学びの園』を続けていくつもりですので、何卒ご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

平成13年7月26日

Dr.0910

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