そして、胎児は生まれます。受精から出産までの約280日、その間に起こっていることはとてもダイナミックであり、まさに生命の躍動を感じさせてくれます。そして、そこには途切れた境い目などはありません。つまり、細胞レベルの命が、個人の命に連続しているのです。
たった一つの受精卵が、細胞分裂を繰り返して、60兆個もの細胞になって人体を作り上げています。と言うことは、一人の人間に60兆の命が宿っていることになります。
一人の命=60兆の命
私たちは自分の命はたった一つと思っていますが、それは単なる思い込みでした。60兆もの命の集合体が私たち一人一人の命なのでした。