18才? 20才? それとも成人式を迎えた時でしょうか?
タバコを吸った時? 恋愛を経験した時? 18禁の映画を見た時? それとも初体験を済ませた時でしょうか?
大学を卒業した時? 会社に就職した時? 一人暮らしをはじめた時? それとも結婚した時でしょうか?
このようなこと幾ら挙げてもキリがありません。なぜなら、このような“時”は、人生における一時点でしかないからです。人生から見れば瞬間とも思える一時点で、コロッと違う人間に変わるわけはありません。
しいて言えば、「自分はもう子供ではなく大人だ」と思った時が分かれ目でしょう。そしてそのように思って“なった”大人は、単に子供を否定してなった大人ですから、人格的な成長とは無縁なことであり、おそらくとてもエゴイスティックなことです。『大人は子供ではない』というのはそのようにして“なった”大人たちのエゴです。