子供が成長して大人になる。これは単に一人の人間が成長して行くということですから、元々子供と大人にはっきりとした境目などないのです。そして、このことからわかることは、子供から大人へアナログ的に連続しているのですから、大人の中には子供が存在しているはずです。そしてそのような状態は自分自身から「子供」を切り離していませんから、確かに人格的な“成長”と言えるのです。私の言う“真の大人”とはこのような意味であり、“内面的な”大人のことです。そして、ここで私の言っている『子供』とは、人の心の中に存在する、子供のような「素直な心」のことなのです。

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