完成した原子爆弾は、1945年7月15日にニューメキシコで爆発実験が行われました。そのとてつもない破壊力に驚嘆したアインシュタイン博士ほか科学者らは、原子爆弾を使用するのなら、どこか無人島などでデモンストレーションを行い、その威力を見せ付けて十分日本に警告を与えた上で、それでも日本が降伏しない場合に使用すべきであるという提言をアメリカ政府に行ったそうです。
しかし、アメリカ政府は科学者の提言などには聞く耳を持たず、『できるだけ早く、軍施設と民家を標的として、無警告に』日本に対して原子爆弾を使用することを決めていました。そして、広島と長崎の悲劇が起こされたのです。