実は、私は子供の頃、戦争では敵国のどこに爆弾が落ちようと、誰が殺されようと、殺された者が一般市民だろうと構わず、戦争にルールはないのだと思っていました。それは、先の太平洋戦争中にアメリカ軍が日本人に対して行った機銃掃射やじゅうたん爆撃の話を、親をはじめ大人たちから聞いていたからです。

 しかし、ずいぶん後になってからですが、国際法という国際関係のルールがあり、戦争といえども国際法に則って遂行されることを知りました。そして国際法では、非戦闘員を標的にしてはならないと規定されているのです。

 東京、広島、長崎などで死んでいった人たちは、なぜ死ななければならなかったのでしょうか?

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