何という論理でしょうか。とても正常な人間の言葉とは思えません。民家がすべて軍需工場なわけはありません。民家には当然、子供や女性、老人もいます。それらの人たちが一体何をしたと言うのでしょうか。竹槍を持って自己防衛の訓練をしながら必死に生きていた人たちが、虫けら同然のように殺されて当然だと言うのでしょうか。人の命を一体何だと思っているのでしょうか。かつての敵国の人間の言葉だからというわけではなく、同じ人間として、耳を塞ぎ、目を背けたくなります。何か吐き気を催すような嫌悪感とともに怒りと悲しみが込み上げてくるのを禁じ得ません。
でも皆さん、目を背けずに向き合いましょう。これが現代にも続く戦争の論理なのです。戦争にきれい事など無いのです。正義の為の戦争などありえないのです。戦争は、自らの欲望を満たす為に、自らの都合しか考えない行動を拡大していった結果、引き起こされるのです。