また、あの頃、いけない事をすると『ばちが当たる』とよく言われました。例えば、私は食事中によくご飯をこぼしていたのですが、そんな時は「ばちが当たるよ。拾って食べなさい。お米の一粒一粒に神様がいるんだから。」と言われました。私はこのことも本当のことだと受け取っていました。(ただ、「こんなに小さなお米の中にいるのはずいぶん小さな神様だな。窮屈じゃないのかな。」とか「神様も一緒に食べちゃっていいのかな。」とは思っていました。はい。(^_^;) ちなみに、この問いには答えがあり、「ご飯を食べようとした時に神様は出て行くんだよ。」と言われ、ほっと安心したのを覚えています。)
他にも生活の様々な場面で『ばちが当たる』と叱られたものですが、この『ばちが当たる』と一緒によく言われたのが『お天道様が見ている』です。「陰に隠れて悪いことをしても、お天道様はちゃんと見ているんだから、ばちが当たるよ。」という感じです。お天道様というのは、お日様、すなわち太陽のことですが、この場合は神様とイコールです。
実は、この『ばちが当たる』が、後に、私にとってコペルニクス的大転換を引き起こす大事件のきっかけになるのです。