実は、スプーン曲げよりも前に、私が超能力に関して興味を持つようになるきっかけがありました。それは、小学校の担任の先生でした。この先生は戦前生まれで、授業中に、戦時中の話など、自分の体験談をいろいろと話してくださいました。先生は幼い頃、袋の中のものを当てたりして、勘がよく利くと言われていたそうです。ある日、お父様と一緒に知人の家に行った帰りにおんぶをしてもらったそうです。その時、先生には、今自分たちが歩いている道の向こうから憲兵がやって来るのが見えたそうです。その時、お父様は憲兵に見つかっては困るものを持っていたらしく、先生は別の道へ行くようにお父様に言ったそうですが、お父様が見ても道のずっと先まで誰も見えなかったので、そのままその道を歩いて行ったそうです。そうして、20分ほど歩いて行ったら、何と、確かに憲兵が向こうからやって来たそうです。この先生は、幼少の頃、このような経験を何度もしたと話してくださいました。

 これは明らかに「透視」です。あるいは「予知」の要素も入っているかも知れません。この先生が授業の合間に話してくださったこのような話は、好奇心旺盛な小学生の私にとって、超能力現象への興味をいやがうえにも掻き立てるものだったのです。(^_^)

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