それから、スプーン曲げとは別に、超能力の存在を私の中に確信させた出来事がありました。それは、中学2年の時に見た、あるテレビ番組でした。透視能力を行方不明者の捜査に役立てて、5000件もの行方不明事件を解決したオランダの超能力者を日本に招き、日本の行方不明者を探してもらうという内容の番組でした。番組は思わぬ展開から急遽生放送になったのですが、その思わぬ展開とは、放送日の朝に、この超能力者が透視した情報に符合する場所へ番組スタッフが行って見た結果、透視された情報はかなり具体的でそのほとんどが的中していたのです。そして、最終的には行方不明になっていた人が発見されたのですが、それは衝撃的な結末だったのです。番組スタッフは誰もそのような結末は予想していなかったのでしょう。会場にいた人たちは皆あっけに取られた様子でした。生放送でしたし、ものすごい臨場感で、超能力のすごさを私に印象付けたのです。この番組はつい先日、当時放映されなかった映像とともに紹介されていました。
ちなみに、この番組は後のバッシングが相当ひどかったようです。それは、当時の日本では、結末があまりにも衝撃的過ぎたからだと思います。その後も、世界中の超能力者を紹介する様々な番組が放映されましたが、この番組のような衝撃的な内容のものはありませんでした。おそらく放送局側が自粛したのだと思います。