超能力に関する話の最後に、私が経験したちょっと不思議な夢のことをお話しいたしましょう。それは大学3年の冬に見ました。夢の中で、私はどうも電車に乗っているようでした。よく見るとそこは客車のデッキで、回りを見回すと人だらけで、皆立っていました。座席のある方を見ても通路に人が座っているほどの満員電車でした。ここは一体なんて電車なんだと思ったところ、どこからともなく「急行八甲田」という言葉がふっと浮かんできました。急行八甲田は、当時、上野と青森を約11時間かけて走っていた長距離急行列車でした。(まだあるのかなぁ‥?(?_?))名前だけは聞いたことがありましたが、そんな列車に私は乗ったことはありませんでした。夢の中で、「そんな列車乗ったことないな。それにしても混んでるな。」と思ったら場面が変わり、何とすごい人ごみの中を車内販売のお姉さんがカートを押していました‥‥。この夢にはまだまだ先があるのですが、あまりに長いのでここまでにします。その後、この夢のことはすぐに忘れてしまいました。
それから約半年後の夏休み、私は長野の松本へ行くことになりました。貧乏学生でお金もありませんので、周遊券を使い、当時まだ国鉄の電車を乗り継いで行くことにしました。周遊券だと急行にはそのまま乗ることができたので、急行を乗り継いで行きました。(これが大変で、30時間もかかりました。松本に着いた時にはふらふらで、しばらく体が揺れているような感じでした。(@_@;))この時、上野―青森間の移動に急行八甲田を使ったのです。