この本は、カッパブックスの「ヨガの喜び」(沖正弘著)という本で、何度も再版を繰り返され、現在でも販売されているようです。著者の沖正弘氏はすでに故人ですが、日本にヨガを導入し広めた方なのだそうで、沖道ヨガと呼ばれ、お弟子さんたちの道場が全国にあるようです。

 今思うと、あの時、この本を中身をよく読まないで買ったのは結構ラッキーだったのかも知れません。確かに、この本にはヨガのポーズがたくさん図解されていて、その効能などもきちんと書かれていました。でも、もしそれだけだったら、私の中でヨガはやっぱり“インド式体操”だったと思います。しかし、この本の内容はそれだけではなかったのです。

 この本は 270ページほどの新書なのですが、ヨガとは何か、ヨガの目的、その実践方法などがきちんと体系的に書かれており、それらの内容には大変深いものがあります。今読み返すと、先の問いへのヒントどころか答えと言っても良いのではないかと思えることまで書かれています。

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