2005/10/18 uploaded
やがて列車が走り始めました。このまま10時間以上も夜通しで立って行くのかと思うと気が滅入りそうでした。でも自分の居場所はそこしかありませんでした。私は、「大丈夫か‥?」と思いながらも、どうすることもできないでいました。
そうこうするうちにある駅に着きました。多分、大宮駅だったと思うのですが、この駅に停車中、私のいるデッキが急に慌しくなりました。なぜかと言いますと、そうです、車内販売のお姉さんが乗って来たのです。私が乗っていたのは先頭車両の一番前のデッキでした。そこには、ちょうどトイレの向かい側に乗務員用の小部屋があり、一体なんだろうと思っていたのですが、そこには車内販売のカートが入っていたのです。