ちょっと話が逸れましたが、人間には、「霊界」に存在している「霊体」というからだがあるのだということです。そして、少し詳しい心霊関係の書物で言われている「霊」とは、実はこの「霊体」のことと考えてよいと思います。つまり、先に、私が定義した「霊」とは、いわば広義の「霊」であり、狭義には、この「霊体」を指すと捉えて差し支えありません。
従って、「霊」を下記のように定義し直すことにします。
「『霊』とは、広義には、私たちの通常の五感によっては知覚できず、現在の科学的方法によっても検出し難い、いわゆる“見えない体”に対する呼称である。
また、狭義には、霊界に所属している人間の霊体、あるいは、霊体をからだとして霊界に存在している人に対しても『霊』と呼称することがある。」
今後は、広義の霊と狭義の霊の間に混乱が起こらないように、それぞれ『霊(広義)』『霊(狭義)』と表現することにします。