それは、体外離脱現象や臨死体験の報告で、すでに見てきました。それらの報告では、人は死んだ直後に肉体を脱け出て第2の体で存在するということです。そして、第2の体では、この地上世界に存在しているようです。なぜなら、自分の肉体を見たり、家族に会いに行ったりできるわけですから。しかも、その際には、体は宙に浮いていて、壁などはスーッと通り抜けることができるようですから、上記ポイントの 2. と 3. にも合致します。この第2の体を、「幽体(アストラル体)」と呼称しています。そして、心霊関係の文献によると、死後、一定の期間をこのような状態で過ごした後、幽体も脱いで、第3の体、すなわち霊体になって霊界に移行するとのことです。
皆さん、もうおわかりと思いますが、幽霊とは、「すでに亡くなった方の幽体」を目撃したものだと思います。幽霊を「幽体を伴った霊(狭義)」と解釈すると字義的にも符合しますね。
しかし、通常、体外離脱後の第2の体以降は、肉体を伴っている地上人からは見えないはずです。それなのに、なぜ幽霊は目撃されるのでしょうか?