ここで私の仮説を先にお話ししますと、幽霊が念力を使って直接物を動かしているのではなく、その場にいる肉体を持った人に想念を送ることにより、その人の念力を使って物を動かしているのだろうと思います。なぜなら、ある体外離脱者の報告に念力に関する興味深い話があるからです。念力の強さを測定できる念力計という器械があるのですが、ある人がその器械をそばにおいて体外離脱した時に、幽体の状態で念力計に念力を送ってみたところ、器械は全く反応しなかったそうです。しかし、引き続いて自分の肉体に念力を“送らせて”みたところ、器械はしっかり反応したそうです。つまり、幽体の状態における想念は地上世界に物理的な影響を及ぼす程の強さはないけれども、肉体を通してなら念力を発生させることはできるということです。このことから、想念は肉体の脳の働きではないようだということがわかります。そして、どうも、肉体は想念の『増幅装置(アンプ)』のように働くようだということがわかります。このことから、ポルターガイスト現象は、幽霊の想念がその場に居合わせた人を通して増幅され、発生した念力によって起こった現象ではないかと考えることができます。そのような意味で、「“間接的に”動かしている」と、先ほどお話ししたのです。

[戻る][進む]

[TOP][学びの道][気づきの小箱][いのち][Eメール]