まず『魂』は【身体を離れて存在している】ということです。この“身体”の意味するところを“肉体”として捉えると、「霊(広義)」と同様になるのです。しかし、「霊(広義)」と同様に捉えると、次の【人間(動物・植物などにも)に宿っている】というところに矛盾が出てきます。なぜなら、「霊(広義)」は人間に宿っているのではなく、人間の体の一部分だからです。仮に、この部分が“肉体に宿っている”というのでしたら、「霊(広義)」でもよいようにも思えますが、そうではないのです。ですから、私は、【身体を離れて存在している】の“身体”の意味するところは、「肉体」と「見えない体=霊(広義)」とを合わせた『からだ(BODY)』と解釈しています。つまり、『魂』とは、肉体はもちろんのこと、霊(広義)とも別次元に存在しているということなのです。

 しかし、肉体とも霊(広義)とも別な次元に存在している『魂』が人間に宿っているというのは一体どういうことなのでしょう?何だか矛盾しているようにも思えますね。ここのところはとても重要なことなので、後でまたお話しすることにしましょう。

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