2006/5/13 uploaded
某宗教教団では、幹部の多くが高学歴で社会常識を備えているはずの人たちであったのは、彼らが典型的な“いい子ちゃん主義”の人間だったからではないでしょうか。小さい頃から頭が良く、100点満点を取ってきた“100点満点主義”の人間。そのような人たちが最終的に目指した100%の理想像とは、悟りを開き解脱した人間だったのではないでしょうか。彼らが陥ってしまった“落とし穴”はここだと、私は思うのです。
極端な言い方をすれば、彼らは自ら神や仏になりたがったのだと思います。自らの魂の成長の果てには、宇宙のすべてを見通し万能の力を持つ神になるのだと理解し、そうなるべきだと思ったのだと思います。(ニーチェの超人思想でしょうか‥。(-"-))
このような考えは、とても傲慢な考えだと思われる方がいらっしゃると思います。この文章を読んだだけではそう思われても当然と思います。でも、精神世界を学んでいる人の中には、表向き謙遜して「神様なんかになれるわけないでしょ。」と言いつつも、今生では無理だけども、輪廻転生を重ねた末には自らも神の境地に到達できるのだと考えている人は多いと思います。また、神人合一とか天人合一というのを自らが万能な能力を持つ神様のようになることだと思っている人もいると思います。