ここで、この章の前編で挙げた、『魂』に関する国語辞典からの引用文を三たび提示することにします。
「人間、さらにはひろく動物・植物などに宿り、心のはたらきをつかさどり、生命を与えている原理そのものと考えられているもの。身体を離れて存在し、また、身体が滅びた後も存在すると考えられることも多い。」
この章の前編の最後では、この引用文に表現されている『魂』に関するエッセンスを下記のように箇条書きで表しました。
これら『魂』に関するエッセンスをさらに検討すると、下記の三つのポイントにまとめることができます。(第七章前編70〜73)
それでは、これから上記三つのポイントを軸に、『魂』に関して考察して行くことにしましょう。