このような『魂』像は、一般的な話とは異なる為、とても理解し難く、また、受け入れ難いかもしれませんね。実は、このような『魂』像に大変近いことがらが、体外離脱報告で有名なロバート・A・モンロー氏の著作中で紹介されています。モンロー氏の『究極の旅(原題:Ultimate Journey)』(日本教文社)という著作の中に、『IT(I-There)』という言葉が出て来ます。これは、直訳すれば「あの世の自分」ということになるのですが、霊(広義)のことではなく、「各個人が持っている、前世、現世を含めたすべての人格の自分」のことと説明されています。そして、現世の自分の人格は、ITが「私たちの中から最適と思われる部分を選んでひとつにまとめ、送り込んだ」と書かれてあり、まさしく、私がお話ししている『魂』のイメージにぴったりです。また、このITは、単独ではなく複数が集まって一つのユニットを形成しているようで、そのことを『IT集合体(IT cluster)』とも言っています。私の話では理解し難い方は、同書をお読みになることをお勧めします。『魂』のことだけではなく、新しい世界観を得られるかもしれません。この先の旅において、私の言う『魂』を、この『IT』に読み替えても大方は差し支えないものと思います。