2006/9/23 uploaded

 しかし、この脳の条件付けという働きは、うまく活用すれば、私たちの人生の上でとても役に立つことがわかります。私たちは、あまり意識もせずに日常生活を送っていると、いつの間にか悪い癖がついてしまうものです。例えば、喫煙や飲酒、夜更かしなどがそうです。体に悪いことが頭でわかっても、いったん癖がついてしまうとなかなか止めることが出来ません。だったら最初から意識して良いくせづけをすればよいのです。慣れないうちは違和感があったり苦労することがあるかもしれません。でも続けているうちに慣れてきて、やがては自動的に出来るようになるはずです。例えば、朝早く起きて体操をするとか、夜寝る前に日記を付けるなど、既に行っている人はたくさんいるわけですから、誰でもできないことはないはずです。そんな風に考えて行くと、あれもこれもと自分が出来たらいいなあと思えることってたくさん出てきます。そんなこともまずやってみることです。そして、やり出したら最初は苦労してもがんばって継続することです。「良いくせづけが大事」「継続は力なり」ということは、昔からよく言われてきたことだと思いますが、やはり正しいのではないかと思います。そして、それらを実行する為の様々な方法論は今や世にたくさん出されています。

 さあ皆さんも、どのような方法でも構いませんから、脳を最大限に活用して良いくせづけをし、今までのマンネリ化した生活の殻を打ち破り、未知の世界へ挑戦して行きましょう。

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