そんなことを思っていた小学6年生の夏のある日、たまたま本屋の前を通りかかった私の目の中に、「‥ラジオを作る」という文字が飛び込んできました。そこで私の目は釘付けになりました。それはある雑誌の表紙の文字でした。私は、どうしようか迷った末に、その雑誌を手に取って、中を開いてみました。内容は難しくてちんぷんかんぷんだったと思います。でも、「この本で勉強すればラジオを作れるようになれるかもしれない。」という強い思いが湧き上がってきて、思い切って買ってしまいました。それは、「初歩のラジオ」という雑誌でした。(「初歩のラジオ」は既に廃刊になっていますが、この雑誌もまた、元電子工作少年にとっては、今や伝説のアイテムだと思います。(^_^)

 家に帰ってから、わからないながらも本を読んでいるうちに、本の中のある広告に目が留まりました。それは、通信教育のラジオ講座でした。またもや私は思いました。

「おおっ、これだ!これしかない!!\(◎o◎)/!と。

 そして、強い衝動を抑えきれず、すぐさま親に頼み込んでいました。(この講座、6ヶ月毎の募集で、早く申し込まないと間に合わなかったのです。(^_^;)あまりにも執拗に懇願するので親も根負けしたのでしょう。ちょうどさぼりがちになっていたそろばん塾を辞めて、ラジオ講座を受講することを許可してくれました。(実は、このことはとてもラッキーでした。この講座、私が受講した期を最後に、中止になってしまったのです。(-。-)

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