そのラジオ講座は初級ということでしたが、電波や各電子部品に関する基礎的事項から始まって、最終的には、5球スーパーの仕組みを理解するところまで勉強することができましたから、小学生にとってはちょっと高度でした。

 余談になりますが、“5球スーパー”と言っても何のことかわからない方が多いと思います。5球スーパーは5個の真空管を使った高性能ラジオのことです。そうなのです。あのラジオ講座は、真空管ラジオを中心に説明されていたのです。おかげで、真空管の仕組みやラジオの発展の歴史が良くわかりました。しかし、当時、既に真空管ラジオを使っている家は無く、世の中はトランジスタ時代真っ盛り、集積回路も既に導入されているという状況でした。あのラジオ講座が中止になってしまったのも当然と言えば当然、時代の流れですね‥。(ーー;)

 ちょっと古い内容だったということなのですが、そのことは、私にとって、返って良かったのです。古い内容だったということで、半導体に関するややこしい話がほとんど無く、電波や電子部品の基礎的なことから解説されていたからです。(真空管の原理もトランジスタに比べると簡単で理解し易かったです。(^_^)

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