とは言っても、小学生です。そんなに詳しく理解できたわけではありません。ただ、大事なポイントはよく押さえていたのではないかと思います。

　例えば、電波は正式には「電磁波」と言い、電界と磁界の両方が周期的に変化しているということです。これは、電界の変化が磁界を発生させ、磁界の変化が電界を発生させる為、交互に振動しながら伝わっていくのです。電界と磁界の振動の向きは垂直に交差しています。

　導線に電流を流すと、その導線の周囲に磁界が発生します。この時、導線に流れる電流が交流だったらどうなるでしょうか。電流の強さと向きが周期的に変化しますから、周囲の磁界も強さと向きが周期的に変化します。すると、その磁界の変化に応じて、周期的に変化する電界が発生し、その電界の変化により磁界が発生し‥、というように連続した変化が起こります。このような電界と磁界の交互に連続した変化が周囲の空間に伝わっていくのが電磁波なのです。つまり、電波は電気の振動により発生するのです。