「“思い”というのは、電波のようなもので、目には見えないけれども、空間を伝播し、何らかの作用を及ぼすことができるのではないだろうか。」

 私は、超能力現象と電波について知ってから、ずっと、このように疑問に思っていました。そんな中、確か高校生の時だったと思いますが、私は、お正月に行った親戚の家に掲げられていたカレンダーに目が留まりました。そこには、次のような言葉が書かれていました。

“人間、精神一到何事か成らざらん”

 この言葉を見て、私は、精神を集中させるほどの強い思いは、現実に作用して願いを叶えることができるのではないだろうか、と思いました。そして、このような言葉が既に昔から言われているということは、私に、“思いは伝わる”ということを確信させて行ったようです。(ちなみに、その後、“心頭を滅却すれば火もまた涼し”という言葉に出会った時も、「強い思いが火の熱さをも感じなくさせるのか」と、思っていました。しかし、実際は、“精神一到”は精神を集中することですから強く思うことと関連するかもしれませんが、“心頭を滅却する”というのは無念無想の境地に入ることですから、逆に、思いを消し去ることですね‥。(ーー;)

 強く思うことによって願い事が叶うのかどうかは、はっきりとしたことは言えませんが、そのような成功法はよく知られていますし、そのような方法を実践して実際に成功した人もいるようですから、そのようなこともあるのではないかと思います。

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