『魂』と言う言葉があります。この言葉は現代日本では口に出すことすらはばかられるようで、かなり誤解されている言葉だと思います。国語辞典を見てみると二つの意味が載っています。一つ目は「生きている動物の、生命の原動力と考えられるもの。死後は、肉体を離れるといわれる。」で、これが本来の魂の意味です。二つ目は「仕事をささえるものとしての、人間の精神。気力。」とあり、これは心と関係しています。つまり、「魂を入れ替える(=心を入れ替える)」とか「大和魂(=日本精神)」と言う使い方です。しかし、これも神経と同様に、日常語としての使い方と理解しておいた方がよいと思います。厳密な意味としては、一つ目の本来の意味で使った方がよいと思います。