感情のエネルギーを抑えることなく素直に発露しているのが“子供の心”です。嬉しい時には嬉しく、楽しい時には楽しく、悲しい時には悲しく、素直に感情を表現します。だから、時に子供はストレートにものを言ってお互いに傷つけ合ったり、けんかをしたりもするのです。それでも、子供の素直な心はそのようなトラブルがあっても、その後すぐに仲直りができるくらい感情の発露がストレートです。

 しかし、その前にちょっとした配慮があれば、余計なトラブルを経ずにより深く人間関係を築いて行くこともできるはずです。このちょっとした配慮とは、『感情の発露をコントロールする心の働き』のことであり、私たちが『賢さ』とか『知恵』と呼んでいることの少なくとも一部だと思います。

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