また、世の中には先生と呼ばれる人がたくさんいます。教師を初め、医師、代議士、弁護士、それから、一芸に秀でた人やある分野に関しての特技を持っていたり豊富な知識を持っている人、特に、複数の人間に何かを教える教室を開いていると、おそらく先生と呼ばれていると思います。これら先生と呼ばれている人とそうでない人、特に、何らかの教室で教えている先生と教わっている人との間には、上下関係があり、力関係が生じてしまいがちです。だから、先生と呼ばれている人がもっともらしい理屈をつけて自分が思う通りに相手を行動させようとすることが起こり得ます。それに対して、教わっている側の人は、断れば先生の機嫌を損ねて理不尽な指導をされたり、教えてもらえなくなったり、教室の雰囲気も壊してしまうかもしれないなどという思いが生じ、やりたくなくても自分で自分を納得させる言い訳をして、先生の言うとおりに行動してしまうことになるのではないでしょうか。