それから、上下関係のない集団内でも力関係は生じ得ます。例えば、仲間内のサークルや少人数の組織でも、中には一人くらい要領の良い人がいるものです。やる気があったり、物知りだったり、いろいろと気が付いてアイディアを出してきたりして、自分の考えを表現するのも上手な、いわゆる“できる人”です。集団の中にこのような人がいると、他の人は引いてしまい、そのような“できる人”の言うがままに行動しがちです。本人も自分が“できる”ことを意識していたりすると、他の人の意見をないがしろにしがちです。

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