2004/11/13 uploaded
その日、家に帰ってから、私は親に聞いてみました。当時の私にとって親の言うことは絶対でしたから、学校で誰が何と言おうと、親が神様がいると言ったら絶対いるのです。それに、『ばちが当たる』も『お天道様が見ている』も、元々親が私に言ったことです。自分たちが言った事を否定するわけがありません。そう思って、私はその日あった出来事を親に話し、『神様はいるよね。』『悪いことすると、ばちが当たるんだよね。』と聞きました。
ところが、親ははっきりしたことを言いません。母親は父親に聞けと、父親は母親に聞けと、たらい回しのようなやり取りで、のらりくらりと逃げ回った挙句、最終的に、神様はいないことを私に告げました。