また、日本の各地から現れたスプーン曲げ少年の映像の中には、最初は真っ直ぐだったスプーンを手に持ち、その手を数十秒振ってから手を止めてみると、スプーンが曲がっていたという映像もありました。その少年は、カメラの前でニコニコしながら、まるで遊んでいるかのようにスプーンを曲げていました。もちろん、ノーカットの連続映像です。

 それから、映像ではないのですが、ユリ・ゲラーの番組の中では、ユリ・ゲラーが視聴者に向かってパワーを送り、視聴者がスプーン曲げを体験するという生放送の実験もありました。この時は、全国からスプーンが曲がったという報告が、テレビ局の電話回線がパンクするほどかかってきたはずです。(あの時は、壊れて動かなくなった時計を動かすということも行っていました。)

 これらは、先の手品の仕掛けでは全然説明がつかないことがお分かりいただけると思います。ただし、テレビ局側がグルになって、何らかの仕掛けをしていないとは言えないので、映像や放送だけでは、少なくともスプーン曲げが実在するともしないとも言えないというのが科学的な態度だと思います。(テレビ局は視聴率を稼ぐ為なら、やらせでも何でもやるという話がありますから。(-_-;))

 しかし、私は、スプーンを曲げた人たちがそんな嘘つきとは思えず、スプーン曲げを受け入れていました。

[戻る][進む]

[TOP][学びの道][気づきの小箱][いのち][Eメール]