2005/2/9 uploaded

 未知のものでもう一つお話ししておかなければならないことがあります。それは、私の中から神様がいなくなるのと同時に消えてしまったことでもあります。それは、「霊」「幽霊」)です。幼い頃は、人は死んだら皆、霊になって神様のいる天国に行くと思っていましたから、地上で目撃される、いわゆる幽霊は、天国へ行かずに地上に留まっている人のことだと思っていました。しかし、私の中から神様がいなくなってしまったので、天国もなくなり、幽霊のことも私の中から消えてしまったのです。

 それから、「人魂(ひとだま)」がリンの自然発火だと説明されたことも、私の中から幽霊が消え去ってしまった理由の一つです。人魂(火の玉)は死んだ人から離れた霊魂であり、見る人によって、幽霊に見えたり人魂(火の玉)に見えたりするのだろうと思っていたのです。ところが、リンは自然発火しやすい為、死体に含まれていたリンが自然発火した炎を夜見ると、人魂(火の玉)に見える、つまり、人魂(火の玉)は錯覚であると誰かに説明されたのです。何となく科学的な説明なので、子供の私はそれで納得してしまい、幽霊も何かの錯覚なのだということで納得してしまったのです。

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