ユングは次のように言っています。
『自己は心の全体性であり、また同時にその中心である。これは自我と一致するものでなく、大きい円が小さい円を含むように、自我を包含する。』
(河合隼雄著「無意識の構造」中公新書より)

 そして、『自己』はあくまで無意識内に存在していて、意識化することはできません。自我はただ『自己』の“働き(かけ)”を意識化することができるだけです。

 ここのところはわかりにくいかと思いますので、先に挙げた「無意識の構造」(河合隼雄著 中公新書)から、一部を例として引用させていただきます。

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