そして、しばらくしてまた列車に戻りました。車内販売のお姉さんはすでにデッキにはおらず、そこは静かになっていました。私は、立っている私の頭の上から見下ろして、「おっ、まだ立ってる。がんばるねー。」と思いながら、「ちょっといたずらしてやろう。」と思い、立っている私の髪の毛を一本、ピンッ、ピンッ、と引っ張ってみようとしました。しかし、うまく引っ張れませんでした。「あれっ、おかしいな。」と思いながら、何回やってもうまく髪の毛をつかめないのです。そこで、私は、うまく髪の毛をつかんで引っ張っている姿をイメージしながらやってみたところ、うまく髪の毛をつかんで引っ張れたように思いました。すると、立っている私は、手を頭に当て、振り返って何かを探すようにきょろきょろしていました。
その後、一部記憶が定かではないのですが、また列車の外に出て行きました。