そして、三たび列車に戻ろうとしたところ、列車はもう走ってはおらず、すでに青森駅に到着していました。私は、「俺は、どこへ行ったのだろう。」と思ったところ、肩に大きな荷物をかけて、駅のホームを歩いている人が見えました。列車を降りた私でした。私は、「あれっ、何でギターなんか持ってるんだろう。」と思いました。そして、歩いている私のそばに行き、「がんばったな。ずっと立っていたんだな。よくやった。」と声をかけていました。
それから私はどこかの建物の中に入って行きました。そこは比較的広い場所で、床に線が引いてあり、人が並ぶようになっていました。私はそこに並び、荷物を降ろし、しゃがんでいました。その私を、私はそばで見ていました。近くで二人の子供が行ったり来たり走って遊んでいました。その子供たちを見ている私の腿の上に手を当てながら、「本当にがんばったな。」と、私は声をかけました。
ここで夢は終わったはずです。“はずです”と言うのは、もしかすると、この後、まだ続きがあったのかも知れないのですが、よく覚えていないからです。