それにしても、夢を見ていた私は、なぜ、急行八甲田に乗っていた私が、終点までずっと立ったままだったことを知っていたのでしょうか?

 夢を見ていた私は、何度か列車の外に出て行っています。デッキに立っていた私をずっと見ていたわけではありません。また、最後に列車に戻ろうとしたところ、列車はすでに青森に到着して、私はホームを歩いていましたから、ずっと立ったままだったことを知る由もありません。ところが、ホームを歩いている私に向かって、「がんばったな。ずっと立っていたんだな。」と声をかけています。実際の体験では、私は青森駅のホームを歩きながら、「やったぞ。ずっと立ったままで通したぞ。」と、一人感動に浸っていました。

 体外離脱体験では、人の考えていることが、言葉を介さなくてもわかると言われています。ですから、イメージや思いなどの意識の働きは情報であり、体外離脱中は、そのような情報をダイレクトに受発信できるのではないかと思います。

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