二つ目は、眼球以外から視覚情報を受信している可能性です。この場合、光(電磁波)ではない何らかの情報形態を私たちの肉体が受信していることになります。これは遠隔透視にも繋がる考え方です。遠隔透視の場合、肉眼では絶対に見ることのできない場所にあるものの情報を得るわけですが、多くの場合、それがイメージとして、頭の中に浮かんでくるようです。ということは、対象物の視覚情報を光(電磁波)とは異なる形態で眼球以外の部位で受信している可能性があるのです。例えば、昔から、人には額の中央に“第三の目”があり、そこで遠隔透視を行なっているのだと言われています。目をつぶって額の中央に意識を集中すると、何だかこそばゆいような感覚を生じてくるあの部位です。そこは、仙道では“天目”と言い、天目が開くと“天眼通”を得て、何でも見通せるようになるのだとされています。

 このように、人には眼球以外から視覚情報を受信できる可能性があります。ただ、この場合、どのような情報形態なのか?人体のどこで受信するのか?が不明です。また、対象物の視覚情報が私たちの肉体に届いて認知されるまでの経路も、一つではなく複数考えられますので、幽霊の目撃と遠隔透視を単純に同一視することもできません。幽霊の目撃を説明するメカニズムとしての仮説であることをご承知おきください。

[戻る][進む]

[TOP][学びの道][気づきの小箱][いのち][Eメール]