2006/2/13 uploaded
この章においてこれまで見てきましたように、人間は肉体といわゆる見えない体から成っています。そして、見えない体も一つではなく、幽体や霊体という複数から成っているということがわかりました。(神智学ではもっとたくさんの体に分けられていましたね。)つまり、いわゆる見えない体は、複数の体が重なって“層構造”を成しているのです。
これって何かに似ていますね。そうです。“タマネギ”です。私は、人間は複数の体が幾重にも重なっているのだということを知った大学時代の頃から、このことを“タマネギ”になぞらえて、『人間タマネギ論』と言っていました。(^_^;)
“層構造”という言葉は、この章の初めの方にも出て来ましたね。心や肉体における層構造についてお話ししましたが、いわゆる見えない体も同じように層構造を成しているのですから、見えない体も肉体と同様に、複数の機能の集合体であると捉えることができるのかも知れません。実際、神智学では、エーテル体は肉体の鋳型となり、アストラル体は感情や欲望を司り、メンタル体は思考や想像力を司るとされています。