このことから、誰かが言ったことや書いた文章は、直接その人の人間性を表してはいないということがわかります。聞いてみて良い話だったからとか、読んでみて良い文章だったからと言って、それらを話したり書いたりした人が人間性の素晴らしい人だとは、必ずしも言えません。なぜなら、良いことを言ったり、良い文章を書いたりするのは簡単だからです。他の誰かが言ったり書いたりした良い話をまとめて、あたかも自分だけの話であるかのように話したり書いたりすれば良いのですから。でも実際には、幾つもの良い話を知っているということに過ぎませんから、それは単なる知識なのです。知識を豊富に持っていることと、人間性が素晴らしいとか人間的に優れているということとは全く別のことです。【知識≠人間性】
(ですから、皆さんは私の話にも眉に唾を付けながら(笑)、「ふーん、そんなこともあるのか。」と、あまりかしこまらずにお付き合いください。(^_^)

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