実際、魂が成長するのかどうかはわかりません。でも、様々な情報から、そう判断した方が良いように思います。そして、『魂』の成長と私たちが人間として生きていることとの間には、密接な関連があるようです。しかも、『魂』の成長は、宇宙の仕組みに基づいたことであるようです。

 宇宙を一つの世界と考え、いわゆる創造主というような唯一絶対の存在が宇宙全体を統べていて、魂は成長の末、究極的には、その唯一絶対の存在と一体化するのだと仮定します。実際、このような考えは精神世界を学んでいる人にとっては一般的と思います。そうすると、先に挙げた、“自らの魂の成長の果てには、宇宙のすべてを見通し万能の力を持つ神になる”という考えは、そんなに間違っているわけではないように思われます。

 でも、よく注意して読んでください。これはあくまでも『魂』の成長なのです。今この世に生きている“自分”の成長のことではないのです。つまり、人間的な成長のことではないということです。某宗教教団の彼らを始め、スピリチュアルなことに興味を持つ多くの人は、ここのところを混同しているのではないかと、私は思うのです。“人格の向上”そのものを“魂の成長”だと捉えているのではないかと思うのです。(なかには、“宇宙のすべてを見通し万能の力を持つ”というところに引っかかって、超能力を使えるようになることが魂の成長の証だと思っている人もいるようですが‥。(-_-;)

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