しかし、そのような魂からの働きかけは、すべてがスムーズに私たちに届くわけではないようです。むしろ届かないことのほうが多いようです。私たちの人格は魂の一部を基にしているのですから、魂からの働きかけを受け取る受け皿は最初からあるはずです。でも、おそらく魂からの働きかけを受け取るのに障害になるものがあるのだと思います。それが、他からの干渉によって生じるこだわりやネガティブな感情という、この現象界においてのみ存在する仮のものなのではないでしょうか。もし、自我にそのような仮のものがなければ、魂からの働きかけを常に受け取ることができるのではないかと思います。そして、『からだ(BODY)』にあらかじめ織り込まれている一生を全うすることができるはずです。私は、それこそが魂が本来意図していることなのではないかと思うのです。そして、魂からの働きかけを受け取るのを障害する“仮のもの”のない自我の状態を『素直な心』というのだと理解しています。

[戻る][進む]

[TOP][学びの道][気づきの小箱][いのち][Eメール]