2006/8/24 uploaded

 日常生活の中で、なかなか素直になれない時には、何だかもやもやしたものが心の中にあって、心が素直になった時にそのもやもやが晴れて、「あっ、そうだったのか!」と気づく。このようなことは誰にでも経験があるのではないでしょうか。きっと、このもやもや自体が、既に、魂からの働きかけなのだと、私は思うのです。

 第六章(15〜17)でお話ししましたように、小学3年生の時、私の中から神様がいなくなって虫を殺すようになりましたが、虫を殺しても決して楽しかったわけではありませんでした。虫を殺す時、いつも何かもやもやするものが心の中にありました。そして、そのもやもやは、小学5年生のある時、「わけも無く生き物を殺してはいけないんだ。」という思いとして、私の心に湧き上がって来ました。あのもやもやは、「自らの内側から湧き上がって来て、自らを正す心」、すなわち『良心』でした。

 そうなのです。『良心』というのは、実は、自らの魂からの導きなのです。私はそう思うのです。

[戻る][進む]

[TOP][学びの道][気づきの小箱][いのち][Eメール]