当時のことを思い出してみると、私は、まーちゃんと一緒にいる時は、何か特別な感覚に浸っていたように思います。そして、まーちゃんが近くに来るとそのような感覚が生じるので、たとえ見えなくとも、近くにまーちゃんがいることがわかったように思います。このことから考えると、人は、存在するだけで何らかの波動を周りに放射しているのかもしれません。私は、まーちゃんが放射する波動をキャッチしていたのではないでしょうか。その際、私のまーちゃんに対する強い思いが、まーちゃんの波動をキャッチする能力を鋭敏にしていたのではないでしょうか。このことは、やはりラジオに似ています。私はまーちゃんといつも一緒にいたいと思っていたので、ラジオ放送に同調させるように、まーちゃんの波動に常に同調しようとしていたのではないでしょうか。これは、私の強い思いがどこかに伝わったということではなく、人は、一つのことを強く思い続けるときに、無意識ながら、何か一つの波動に自分を同調させることができるということかもしれません。
同様に、先の、赤ちゃんとお母さんのことも、赤ちゃんを大事に思うお母さんの強い思いが、赤ちゃんの波動に常に同調させ、思いを鋭敏に感じ取らせるように働くのではないでしょうか。