2007/4/3 uploaded

 さあ、ここからちょっと難しくなります。動物や植物と話せるということは、動物や植物にも思いがあるということです。思いは心の働きの一部ですから、動物や植物にも『心』があるということになります。

 第三章前編でお話ししましたように、人間の『心』は「知・情・意」の三つの要素から成っています。思いは「知」の働きの一部ですから、動物や植物にも「知」の働きはありそうです。また、動物と人間との愛情の交流の話はよく聞きますし、先にお話しした音楽に対する植物の反応からも、動物や植物にも「情」の働き(感情)はあるように思えます。「意」の働き(意志)は、動物や植物にもあるのかどうかはわかりません。このように考えると、人間の心と同じではないかも知れませんが、動物や植物にも『心』があると考えて良いように思います。ただ、動物や植物では心の構造が人間とは少し異なっているのだと考えれば良いのではないでしょうか。

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