2007/6/1 uploaded
遠隔操作と言っても直接コントロールしているわけではないし、ロボットには学習機能もあるので、このロボットにとって遠隔操作する人は必要ないのではないか、と思われる方がいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、ロボットに基本的な行動パターンがプログラミングされれば、後は、未熟ながらもロボットは単独で行動することができます。(ただ、かなり失敗すると思いますが‥。(^_^;))でも実際には、それ以前に、遠隔操作する人がいなければ、このロボットに基本的な行動パターンがプログラミングされることは無いのです。これは、ロボットが主なのではなく、あくまでも遠隔操作する人が“主”で、ロボットは“従”ということであり、遠隔操作する人がいなければ、ロボットが地上で活動することは無いということです。また、ロボットの側から見れば、ロボットが地上で活動している間は、“遠隔操作する人”と“ロボット”は一セットであり、“一体化”しているとも言えるのです。
さらに付け加えておきますと、ロボットの数はたくさんあり、それぞれに特徴があり、性能が異なっています。そして、遠隔操作する人はロボットを選ぶことができます。地上におけるロボットの行動は、遠隔操作する人の人格に基づく基本プログラムとロボット個々の性能によります。ですから、仮に、同じロボットであったとしても、遠隔操作する人が変われば、ロボットの行動は変わります。同様に、同じ人が別のロボットを遠隔操作すれば、各々のロボットが取る行動は異なるのです。