もう一つ大事なことを付け加えておきますと、ロボットを遠隔操作する目的は、ロボットに全く失敗させないようにすることではありません。再起不能なほどのダメージを受けなければ、ロボットは失敗しても良いのです。なぜなら、ロボットは失敗することにより、そこから学んで行くようにできているからです。何度も失敗を繰り返すことにより、様々なことを学んで行きます。その結果、時にロボットは、遠隔操作している人にも思いつかないような行動をとることがあります。その時は、遠隔操作している人にとっても大いなる学びとなります。

 また、ロボットは、失敗しなければ学べないわけではありません。外界からたくさんの情報を得るので、得られた情報を基に行動を起こし、その結果をフィードバックすることにより、学んで行くことができます。ロボットの行動パターンは遠隔操作している人の人格を基にプログラミングされているので、ロボットの学びは、遠隔操作している人の学びにも繋がっています。さらに、外界から得られる情報は多種多様なので、その中には、遠隔操作している人にとってそのまま学びとなる情報もあるのです。

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